スポーツ整形におけるshoelacing(靴ひも法)

person wearing a pair of blue low top sneakers
Photo by Magda Ehlers on Pexels.com

関節鏡を使用することで、1mmの精度で肩の手術の操作をすることが容易です。抵抗性の石灰沈着性腱板炎に対しては、腱板を組織の方向に沿って縦切りし、石灰を除去後、上記のようにshoelacing靴ひもをかけるように腱板を縫っています。スポーツ整形外科領域の腱・靭帯再建にshoelacing靴ひも法を導入したのは、産業医科大学の内田宗志先生で、その方法にならい、私もできるだけ、腱・靭帯はshoelacingを行っています。私と内田先生共著によるshoelaceの論文は下記になります。

Kizaki, K., Hatakeyama, A., Utsunomiya, H., Philippon, M. J., & Uchida, S. (2019). Arthroscopic double shoelace capsular plication technique for the treatment of borderline hip dysplasia associated with capsular laxity. Arthroscopy Techniques8(8), e923-e927.

2023年7月までカナダ東海岸ハリファックスの地で、スポーツ整形外科医として勤務していました。ダルハウジー大学スポーツ関節鏡での経験を、特に肩、膝について中心にお話しいたします。その中でも、特に肩脱臼を一番得意にしています。

肩の整備士 Dr.Kazuをフォローする
シェアする
肩の整備士 Dr.Kazuをフォローする
肩の整備士 Dr.Kazu
タイトルとURLをコピーしました