関節鏡を使用することで、1mmの精度で肩の手術の操作をすることが容易です。抵抗性の石灰沈着性腱板炎に対しては、腱板を組織の方向に沿って縦切りし、石灰を除去後、上記のようにshoelacing靴ひもをかけるように腱板を縫っています。スポーツ整形外科領域の腱・靭帯再建にshoelacing靴ひも法を導入したのは、産業医科大学の内田宗志先生で、その方法にならい、私もできるだけ、腱・靭帯はshoelacingを行っています。私と内田先生共著によるshoelaceの論文は下記になります。
Kizaki, K., Hatakeyama, A., Utsunomiya, H., Philippon, M. J., & Uchida, S. (2019). Arthroscopic double shoelace capsular plication technique for the treatment of borderline hip dysplasia associated with capsular laxity. Arthroscopy Techniques, 8(8), e923-e927.